物心ついた時からクリスマスやクリスマスイブにはケーキを食べて「夜になるとサンタクロースがプレゼントを持ってきてくれる」とワクワクしながら待った方も多いのではないでしょうか？いつからクリスマスにはプレゼントを贈る習慣ができたのでしょうか？

その起源は11月の終わりから12月25日までの降誕祭と呼ばれる期間に由来します。この期間、カトリック信者の間では本や手作りのお菓子、手芸品などささやかな物を贈っていました。一時期この習慣は途絶えたものの、18世紀になると復活。最初はささやかな品物だったのですが、プレゼント品を販売する企業が「クリスマスを利用すればセールスが伸びる」と考え、12月25日にプレゼントを贈り合う日として広告。手作り品ではなくお店で購入できる商品を贈り合うように誘導したのです。現在はその習慣がしっかり定着し、多くの方がクリスマスに家族や友人などにプレゼントを贈るようになりました。

クリスマスプレゼントは贈る相手によって価格相場に違いがあります。年代別にチェックしてみましょう。 

・小学生以下の子供…3,000円～5,000円

・小学生…3,000円〜5,000円

・中学生…3,000円〜5,000円

・高校生…5,000円〜10000円

・大学生…10,000円前後

・社会人…15,000円～30,000円 

小学生以下のお子さんの場合、赤ちゃんであればもらった本人はプレゼントの内容がわかりませんので、親御さんに赤ちゃん用のおもちゃや洋服を贈る形になります。年齢が上がるにつれてクリスマスプレゼントの価格相場はあがっていく傾向に。社会人の場合は恋人や配偶者にプレゼントを贈るようになり価格相場がかなり上がってしまいます。あくまでの価格相場なので、上記よりも少ないケースもありますしもっと高額なプレゼントを贈ることもありますので、現在の経済的状況や渡す相手との関係性なども加味して予算を考えてください。会社の同僚に数万円のプレゼントでは相手に気を遣わせるので3,000円前後のプレゼントでも十分です。

クリスマスプレゼントにはどのようなものが喜ばれるのでしょうか？「クリスマスには新しいバッグが欲しい」など希望するプレゼントを聞いておくと良いのですが、それがわからない場合には以下のような選び方があります。

学生向けプレゼントのおすすめは？

小学生に人気のある商品は音楽プレーヤーやボディバッグ、3DSソフト、天体望遠鏡、プラネタリウムなど。プラネタリウムは20,000円以上することもあるので5,000円以内に収めようと思えばバッグやスニーカー、3DSソフトなどが最適。中学生や高校生になるとブランド物の腕時計やマフラー、財布、スキンケア用品、アクセサリーなどが人気。ただ「何が好きなのかわからない」場合はお菓子やリュック、バッグ、ワイヤレスイヤホンなどが無難。

成人女性向けのおすすめクリスマスプレゼント

成人女性にクリスマスプレゼントを贈るなら、人気のあるアイテムはブランド物のマフラーやブランド腕時計、ブランドネックレス、花束、ブランド財布、ブランドキーケース、コスメグッズ、ブランドアクセサリー、美容家電など「ちょっと高いので普段は気軽に買えない物」が最適です。恋人同士なら形に残るプレゼントも素敵ですが、もし同僚の女性などであればお菓子やお花、コスメ用品、コーヒー、紅茶、ワインなど消えものが無難。

男性が喜ぶクリスマスプレゼントは？

成人男性向けのクリスマスプレゼントで人気のある商品は、ブランドネクタイやブランドマフラー、ブランド財布、ブランドベルト、ブランド手帳やキーケース、腕時計、万年筆など上質なブランド品になります。贈る相手の趣味や嗜好により安眠グッズやゴルフグッズ、禁煙グッズ、お酒関連のグッズ、スイーツなども喜ばれるでしょう。同僚など身近な男性に贈るクリスマスプレゼントであればコーヒーやお酒など負担にならない範囲で。

クリスマスプレゼントを贈るにもマナーやルールがあります。せっかくクリスマスプレゼントを贈るなら気持ちよく受け取ってもらいたですね。また贈り物をもらった後の気遣いも必要です。

短期間に多くのプレゼントやお金を子供に与えるのは考えもの

クリスマスシーズンは親御さんや祖父母など親族からプレゼントをもらえる機会が多いですし、すぐにお正月にお年玉がもらえるためお子さんにとってはかなり嬉しい時期です。ただクリスマスの上にお年玉をもらうのでは「正直もらいすぎ」と考える親御さんも多いよう。そこでクリスマスプレゼントやお年玉の金額に上限を設ける、祖父母など親族に「高額な商品は与えないで」と気をつけてもらうなどルールづくりを。

やっぱり気をつけたいアレルギー！子供同士のプレゼントは要注意

お菓子や食品、飲料水などをクリスマスプレゼントとして贈る際に気をつけたいのが「アレルギー」です。牛乳や卵、小麦粉などにアレルギーをもっている方もいます。恋人など親密な関係の方であればアレルギーについてわかっていますが、同僚や子供同士のプレゼント交換では正直よくわからないことも。もしプレゼントしても食べられなかったときのことを考えて、アレルギーの有無は事前に聞いておくといいですね。

プレゼントをもらっても連絡しないのは完全にNG

同居している家族からプレゼントをもらったら「ありがとう」とすぐに言えますが、遠くに住んでいる親族や友達からプレゼントをもらったら、電話や手紙でもよいので一言「ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。もらったまま何も連絡しないようでは完全なマナー違反です。子供がプレゼントをもらったなら、親が電話をかけるなど感謝の言葉を伝えるように配慮しましょう。

クリスマスにはどんなものでも贈れるわけではありません。もらうとガッカリするようなNGプレゼントを贈らないように注意しましょう。以下に当てはまるようなプレゼントは控えましょう。

奇抜なデザインやカラーリングの商品

どれだけ金額が高くても奇抜なデザインのアクセサリーや洋服はコーディネートしにくく、使いにくいプレゼントなので困ってしまいます。恋人に贈るプレゼントであれば相手の好みや普段からどんなブランドが好きなのか把握できるはず。あまりに好みから外れたカラーやデザインのプレゼントは身に着けにくく、結局押入れの奥にしまい込まれてしまいます。好みに合わない香水や偽ブランド品、中古品も明らかにNGです。

男性が落ち込むかも……手作り品はNG

女性の場合、手編みのマフラーや手作りのぬいぐるみ、手作りの絵本、手作りお菓子など手作りのものをつくる方もいますが、男性の側から見ると「重すぎる」ととられてしまい、ドン引きされることも。また手作りのお菓子が固くて不味い、マフラーの編み目がガタガタな、ぬいぐるみの顔が崩れているなどするとさらに気持ちが萎えてしまいます。手作りのものであれば感動してくれるのは思い込み。苦手なことは避けた方がよさそうです。

コンプレックスを刺激するプレゼント

女性に贈ってはいけないプレゼントに「体形などコンプレックスを感じさせるもの」があります。健康管理のために体重計を贈ると「私の体重がそんなに重いの？」と怒らせる原因になりますし、ランニングウエアなどフィットネス用品も「もっと運動しろ」と言われているような気分になります。趣味がフィットネスならともかく、そうでない女性に体形やダイエットを意識させるプレゼントは厳禁。プレッシャーを与えてはいけません。